「…永井?」 「!」 うっすらと、ヤスが目を開けた。 「あ…ごめん、勝手に入って…冷えピタ買ってきたけど、貼る?」 涙が出てしまいそうなのをグッと堪えて、ヤスに聞く。 「いいよ…、うん…お願い」 そう一言だけ言うと、ヤスはまた目を閉じてしまった。 お願いってことは、私が貼っていいってこと? 「えっと…とりあえず、タオルで汗ふかなきゃ」 ベットの近くにあったタオルを手に取り、ヤスの顔の汗を拭いた。 そして買ってきた冷えピタを、そっと額に貼った。