私は貴方に、叶わない恋をした。【続編】






「え…昨日から休んでる?」


ヤスの教室に行くとやっぱり姿はなく、同じクラスの人に聞いてみた。


「あぁ。なんか担任が言うには、高熱出して寝込んでるって」

「高熱!?」

「休む前から体調悪そうだったもんな、加藤」

「そ…そうだったんだ。…ありがとう」

教えてくれた人にお礼を言うと、とりあえず教室に戻る。



そっか、ヤス体調悪かったんだ。


だから、屋上にもいなかったんだ。


でも、ヤスって一人暮らしだよね?
大丈夫なのかな?

高熱出してるのにー…



「永井!」

ビク!

背後から名前を呼ばれ、驚いた。

この声ー…


「さっき渡し忘れてたけど、これ補講の日程表。今年中に終わるようにしてあるから」

沢先生だ。