「ごめんな、永井。あの日、屋上で言ったことは忘れてくれ」
「…」
申し訳なさそうに言った、沢先生。
"永井が卒業するまでは、今以上のことは望まない。"
"けど、俺が永井のことを好きだということは覚えていて欲しい"
屋上で、そう言った沢先生。
「自分の感情に素直になればいい。永井がどうしたいのか、自分で決めればいい」
沢先生と別れた時に、背中を押してくれたのは今、隣にいるヤスだった。
「恋は、タイミングだ。過去のことは、もう過去のこと。今、永井はどうしたい?」
沢先生に、問いかけられる。
「…私はー」
今は、沢先生が背中を押してくれてるように感じる。
私はー…



