Secret thoughts

「はよー。」

「おっ、悠矢、はよ!」

「悠矢おはよー!」

「あ、そういえば…………。」

ずっと想っている彼の声が聞こえて、思わず顔を上げる。

すると。

「でさー。……………ん?葉月、どうかしたか?」

「え?」

「いや、こっち見てたから。」

どうやら、私の視線に気付いたらしい。

ああ駄目だ、やっぱり話せない。

そんな思いを悟られぬよう、私はいつもの作り笑いで誤魔化す。

「ううん。何でもない。」

「そうか?」

うん、と返して、私は下を向く。

瞳から涙が零れそうに、なって、強く強く眼を瞑る。

小さな深呼吸をして、私はそっと眼を開いた。