安堵したのも束の間ーーー、 「おい!いたぞ!!」 背後で男の声が響く。 振り返ると、先程咲耶を追っていた男だった。 (ど、どうしよう…!) 咲耶は危機感と共に背中に汗が伝うのを感じた。 そんな咲耶の手を平助が引っ張る。 「は、走れ!!!!」 「平助さん…!?どこへ!?」 咲耶は走りながら平助に問いかけた。 「…っいいからこっち!!」