黒い手紙と、白い文字。

「さっき新入生にガン飛ばしながらフラフラ歩いてたけど、昔の喧嘩相手でもいたの?」

「はあ?」

ガンなんか、飛ばしてない
..よね。

「違うわそんなん。いやなんかさ、もうわたしら3年じゃん。入学したての頃はあんなふうにきらきらしてたなあ、って」

「なにそれぇ」

「成績は下から数えた方が早いし、部活は1年の後半で退部、恋愛は無し。なにこれ?青春の欠片も無いみたい」

すると理音はあからさまに嫌な顔をした。

「あのね、あんたさ、部活はともかく勉強出来んじゃん。1年のときめっちゃ成績良かったのに、2年になってから急に変なのとつるみ出してテストの日来ないし、顔だって良いのに周りの男子からは怖がられて寄り付かないし..」

「はは、そりゃどーも」

「思ってないでしょ」

思ってないもなにも。

自分に自信とか、持てないし。

恋愛とか、やってみたいって気持ちはあるけど、やっぱり異性とそういう関係になるのって、なんか、なんとなく、

怖い。