サラダ先輩が一番気になっていることは、多分、元短歌部の部室のことだと思います。
屋上へと繋がる階段の途中にある隠し部屋。
あの部屋は今、賀来先輩の執筆部屋として活躍しています。賀来先輩はほとんど執筆部屋から出ずに籠りっぱなしで、あの部屋で朝を迎えることも少なくないそうです。
それだけ連載を持つということは、大変なことなのでしょう。
部長である賀来先輩がそんな調子なので、とても文芸部の活動まで手が回らず、その代わりとして私が副部長兼部長代理として文芸部を引っ張っています。
この私が、あの元文芸部部長の戸松先輩が座っていた椅子に座って小説を書いてるんですよ? 笑っちゃいますよね。



