僕の話はどうでもいいんです。


こうして13年も経って西田さんにお手紙を書くに至った経緯は、どうしても気になったことがあったからです。


相生とはいとこなので、お盆や年末年始には会っていました。


その相生は今では、地元の宇和島で小学校の教師をやっています。


西田さんも宇和島にまだいたら、きっと知っているんじゃないかと思います。


その相生から聞いた話で、気になることがあって……。


それは、九のことです。