拝啓 加持政樹 様 あなたがこうして手紙を書いたのは、多分、私がどうして公生を捨てたのか。そのことを知りたがっているからでしょう? 他人の家庭の事情に興味を持つなんて、趣味が悪い。 でも、公生が今、どういう暮らしをしているか、お節介にも教えてくれたあなたにお礼の意味を込めて、お話することにします。 もう充分わかっているとは思いますが、私が公生の生みの親です。