西田さんから告白を受けた直後、昼休みのチャイムが鳴って。
なぜそうしたのか、今考えても理解できませんが、僕は西田さんの手を引いて、学校を抜け出していました。
たどり着いたのは、中学校のテニスコートで、そこで「京介くんって、他に好きな人がおるんでしょ?」と言われた時には焦りました。
当時、僕はいとこである相生(まあ、いとこであることを知ったのは、随分あとになってのことですが……)のことが好きでしたから。
でも、西田さんは僕の恋を応援してくれると言ってくれました。
あの言葉のおかげで、僕はなんだか救われたような気持ちになって。
学校に戻ってから雪石先生にこっ酷く叱られましたが、なんだか清々しい気持ちでした。



