私は周りを見回した。

辺りに人はいるが、誰も助けてくれようとはしていない。

私たちを見て、見下すような目をしている人や、ニヤニヤと笑っている人たちばかりだ。


男の人の力に叶うわけもなく、そのまま私は路地に入り、店に入ろうとしはている。


「ホテル!?嘘でしょ?やだやだやだ!!離してっ!」

「うるさいなぁ!黙ってこい!」