帰りはレオが家の近くのコンビニまでバイクで送ってくれた。
家まで送ると言われたけれど、親にバレたら何を言われるかわからないし遠慮させてもらった。
初めて乗せてもらうバイクの乗り心地は、始めこそ怖くてぎゅっとレオの体に抱きついたものの、すぐに爽快感に変わった。でも、怖いフリしてずっとレオにくっついていた。
レオの運転は、初心者のあたしがいるからか、びっくりするほど安全運転だった。
「送ってくれて、ありがとうございます」
「敬語」
「あっ、ありがとう」
語尾にハートを付けるようなお得意の喋り方をしたのに、レオには全く通用しないようで、スルーされる。
「じゃ、気をつけて帰れよ。また明日な」
「すぐそこなので大丈夫ですよぉ、さようなら〜」
敬語治らないな、ってレオは笑って、あたしの頭にポンっと手を置いた。
免疫ゼロのあたしはそんなことにもドキリとしてしまう。
それからレオに見送られながらコンビニをあとにして家に帰った。



