「それでもいいです。みなさんのそばにいれるなら」
あたしの答えにレオは満足そうに笑った。
ああ、この人はこんな風に笑うんだ、と思った。
「仲間になったからには、もう敬語禁止な?」
「エッ」
名前呼び捨ての件でも思ったけど、レオって距離の詰め方が早い。
でもそれが不快じゃないのがすごい。
顔が良いからなのか、スキルなのか。
あたしは初対面の人の名前をいきなり呼び捨てで呼んだり、タメ口で話すのは少し苦手。年上なら尚更。
心の中ではいくらでも呼んでいても、口に出すとなれば別だ。
さっき、レオのことを呼び捨てで言うのも結構躊躇ったのに、タメ口なんて。
「俺たちにも敬語禁止だよ?」
ナオに追い打ちをかけられてあたしは苦笑いした。
「努力します」
あたしだって早く紫苑の人と仲良くなりたいって気持ちがある。
そのために、タメ口は近道だってわかってる。
早く慣れることができるように頑張ろうと心の中で呟いた。



