「それって本当に好きだったの?」
「好きだったに決まってるじゃないですかぁ」
確かに、こんなすぐに諦めてしまうなんて、あたしの好きって気持ちは弱かったんじゃないかって思ってしまうのはわかる。即答で全否定できないところがある。
でも、優真が好きだった日々が、毎日が、キラキラしていたのは確かだった。
どんなにムカついても結局優真は許してしまったし、優真が笑っているとあたしも嬉しかった。そんな感情、好き以外、何て言葉で表すの?
「ただ、……ただ、ずっと頑張ってきたのに後からひょっこり現れた人に簡単に取られちゃって、あたしは何のために頑張ってきたんだろうって」
そう、優真のために頑張ることに疲れてしまったのだ。
「人の気持ちは必ず手に入るわけじゃないのに、こんなにガッカリしてるのおかしいですかね?」
あたしはずっと優真が好きだったと同時に両想いになれると、むしろ両想いだと信じていた。
あたしがまさか自意識過剰の勘違い野郎だったとは。段々と怒りが落ち着いてきたからか、恥ずかしさが湧き上がってくる。
あたしは短いスカートと足の境目に視線を落とした。



