~真波side~
授業も終わった休み時間。

「おい、行くぞ」
「うん」

悪い予感がしながらも図書室に来てしまった。
ふと京ちゃんの方を見るとなんか手招きしてるし。

「こっち、こっち」
「なに?」

ドサッ!

「きゃあ!」
「やった!」

押し倒されたのはほんの倉庫だった。
って!!押し倒されたの!?

「ちょっと、やめてッ!!」
「いいじゃん、真波の事好きなんだしッ」
「違うッ!ここはダメ」
「・・・・・・・・・。」

無言のまま顔を近づける。

バンッ!

「あぁ!!ダメッ、京ちゃん」

扉を開ける音がして入って来たのは龍ちゃんだった。

「京ちゃんばっかずるいじゃん、ねぇ?まなちゃん?」

すると龍ちゃんまで顔を近づけて来た。

「だーかーらッ!!やめてッ!!」

時計を見るともう休み時間も終わりそう。
それでもなお顔を近づける。

「じゃあ、家帰ったらなんでもしていいから、お願いッ、今はやめて!!」

もう早く教室に帰らないと次が学校一怖い黒川の保体があるしッ!
とにかく戻らないといけない一心だった私は思わずいっちゃいけない事を言っていた・・。

「ホントに!?じゃあ、帰るッ」
「じゃあ、家帰ったら楽しみにしてるぜッ」

え?私、何か・・・・。

あぁぁぁ!!!!
今頃気づいても遅いのか・・。
うぅ・・・。

「帰ったら楽しみぃ~」
「だなッ!」

あぁ・・、家帰ったら私、どうなっちゃうの!?


「楽しみじゃな~いッ!!」