誰も知らない世界一のお姫様

私は立とうとした


しかし、足には力が入らなかった


すると、裕樹が急に抱き上げた



「ちょ、裕樹?」


「なに?」


「私、自分で歩く」


「歩けないだろ、大人しく捕まってろ」