逃げられちゃった!
と思いながらも内心すっごく嬉しい。

少し、罪悪感を感じてたからかな。






「ねぇ、三月?」



「なに?」






ニコニコした華桜が近づいてきた。






「今度、ダブルデートしない?」



「えっ!ダブルデート!?」



「そう。三月と春くんと凛と私で」



「いいね!いいね!しよ!」






なんかウキウキしてきたー!






「よかった!デートしたことないからさ。」






そういえば、私もハルと一回しかデートしたことないかも!






「取り敢えずハル誘ってくるね!」





そういって教室を飛び出した。