華桜と廊下を歩く。
「春くんCだったんだ」
「うん」
そういって肩を落とす私。
そして、あることを思い出す。
「あっそうだ!」
「ん?」
「華桜の好きな人は?」
「へ?」
「何組だったのー??」
「…C」
そういって顔を赤く染める華桜
もー!!可愛いっっ!
「誰?誰?」
「桃山凛太」
「えっ?」
「好きな人っていうか…」
「いうか?」
「もう付き合ってる…」
「えー!言ってよ!しかも桃山くんて、可愛いってモテてる年上キラーの?」
「うん」
「いつ?」
「今日の朝、告白された」
もう華桜ったら!
隠し事多すぎだよ!
「桃山くんと「着いたよ!」
私の質問攻めから逃れるように教室に入った華桜。

