「昇降口に張ってあるんだっけ?」



「うん!」






二人で昇降口に歩いていく…けど…







「見えないっ!」






人の壁で全然見えない。


すると、横から手が伸びてきて私の脇腹を掴むとヒョイっと持ち上げた。






「えっ!ちょっと!ハル!」




「見えるか?」



「人が見てるからっ!下ろしてぇ!」



「いいから、探して」







ハルにそう言われてしぶしぶ探す。
というよか、早く降りたいんだけどね!

ハルって無駄にモテるから…女子からの視線が痛いし…。




丘本…丘本…丘本…





「ハルあった!」



「何組?」



「ハルはCだよ!」