「でも、プレゼントって何がいいんだろう…?」
「碧は美亜が選んでくれたものならなんでも喜ぶと思うわよ」
「そうだよね…」
でも、私は碧がくれたブレスレットすごく嬉しかった。
だから私も碧に嬉しいって思ってもらえるようなプレゼントにしたい。
「もー、悩んじゃって!」
早紀ちゃんが思いっきり私のかたを叩く。
早紀ちゃん細いのに力あるから意外と痛いのに…。
「痛いよぉ…」
「じゃあさ、こういうのはどう?」
「どういうの?」
早紀ちゃんなら良いこと言ってくれる気がしてワクワクしながら耳を傾ける。
「さっき、美亜が私に言ったじゃない。」
「え?」
「私が美亜にプレゼント何がいいって聞いたとき"お揃い"が良いって」
「うん」
言ったけど、それがどうかしたのかな?
「それを私じゃなくて、碧とすればいいじゃない」
碧とお揃い…?
早紀ちゃんナイスアイディア!
言われた瞬間それ以外のプレゼントが浮かばなくなっちゃうくらい、碧とお揃いがしたくなった。

