【完】私の甘い彼氏様




「そんなとき、俺は心羽に告白された」







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ある日のことだった。


いつものように放課後、心羽の家に向かった。



すると、珍しく声をあげて泣いている心羽がそこにいた。






「心羽?」






俺の声にビクッと肩を揺らし大きく反応した心羽。


いつもなら、俺の前では強がって泣かなかった心羽が俺に弱味を見せた瞬間だった。

なにかあったんだとすぐに悟った俺は心羽に駆け寄る。





「どうした?」





俺が駆け寄って隣に座っても一向に顔をあげない。


心羽…?





「碧には、見られたくないっっ!」





急に叫んで思いきり顔を背ける心羽。


見られたくない…??