【完】私の甘い彼氏様




私と橋戸くんの話…。


だから早紀ちゃんからは話せなかったんだね。




私の中でまだ完全に消化しきれてないし、思い出すだけで頭がいたくなる。

少しでもあの時を感じさせるような出来事があったら倒れちゃうくらいだ。




まだ早紀ちゃんと碧にしか話していない…。


できれば思い出したくもないし、話したくもない。



だけど橋戸くんが転校してきた以上、雛乙ちゃんにも教えておくべきだよね。

私と橋戸くんの関係が分からないと、周りにだって、迷惑かけちゃうし…。


それに、雛乙ちゃんはとても大切な友達だ。

いつも助けられてる。


話さないわけには、いかないよね。



私は黙ってコクりと頷いた。





「放課後で、いいかな?」





体育の前の休み時間ではとても話しきれる内容じゃない。

そう判断した。





「うん。なんか深刻な話なの…?」




私と早紀ちゃんの空気を感じ取ってか、雛乙ちゃんが言う。


深刻…か…。

深刻って言ったら深刻なのかな…。