【完】私の甘い彼氏様




碧の手、やっぱり好きだな。


頭の上の碧の手が、その温度が、私だけのものになればいいのに…。





「じゃ、戻るか」





碧はゆっくりと歩き出す。

その後ろに少し間をあけて私も続いた。



学校の人たちはそんな私たちを不思議そうに見る。


ずっと学校の注目の的だった私と碧。

だから別れたっていう噂はすぐに全校に知れわたると思っていたのにそうではなかったみたい。

今だに、それを知ってるのは同じクラスの人だけ。


不思議だけど、それが嬉しい。



少しでもいいから碧との繋がりが欲しかった。

回りの人たちに碧の彼女と見られるのが嬉しかった。


でもきっと、これは碧に迷惑だよね…。