【完】私の甘い彼氏様




私が感謝を込めて碧に告げると碧はフッと顔を緩めて笑った。


久しぶりに見たな…。

碧の笑った顔。


やっぱり私は碧の笑顔が好き。






「俺のお陰なんかじゃねーよ。美亜が自分で進んだんだよ。本当に強いよな、美亜は」





碧の言葉を聞いて何故だか涙が一粒零れた…。



だって、嬉しかったんだ。

小心者で弱くて意気地無しで…。

本当にダメダメな私を強いって言ってくれて。

褒めてくれて。


だって、私はそう言ってほしかったから。

ずっと。



小心者で弱くて意気地無しなのは本当だけど私だって私なりにいっぱい頑張ったつもりだ。


新しい学校に行って友達ができるか不安だったし、あんなことがあって、最初は人との間に壁を作っていた。

でもこれじゃダメだって。

そう思って頑張ったんだ。


今までずっと。


私は誰かに認めてほしかったのかもしれない。



やっぱり碧はすごいや。





「ありがと…」




私がそう言うと碧はポンポンと頭を撫でてくれた。