【完】私の甘い彼氏様




〔side 美亜〕




「大丈夫だったか?美亜」




廊下に連れ出されて碧に問われる。

その言葉に私は大きく頷いた。


でも、碧が助けてくれたから私は大丈夫なんだ。

本当に本当にいつもありがとう。



心のなかでそっと呟いた。





「ごめんな、連れ出して…。すぐ戻るのもなんだし、ちょっと校舎内ふらつく?」





碧が何気なく言った。


校舎内ふらつく…ってことは……碧と一緒にいれるってことだよね!

碧はすぐ教室に戻るのはおかしいからそう言ってるのは分かる。


でも、別れてからずっとこんなことなかった。

もうないかもしれないって思ってた。


碧と二人でいれることさえ…。





「行くっ!」





ただの校舎を歩くだけなのにとても乗り気な私が面白かったのか碧はクスッと笑った。




なんでこんなに幸せなんだろう…?

碧が隣にいるだけで…。