「美亜、送ってく」


「え!いいよ!大丈夫」





大丈夫なはずないだろ。

さっきあんなことがあったのに。

美亜だって大丈夫なんていいながら震えてるくせに。


美亜はしっかりしてるようでどこか抜けてる。


もし俺が美亜の彼氏だったらここまで遠慮されてないんだろうな。




「大丈夫なわけねーだろ。そんくらいする」




美亜を一人で帰らせるわけない。