橋戸くんと付き合うなんて私にとって夢のようなこと。 だけど… 「私で良いの?」 また今回のようなことが起こるかもしれない。 また橋戸くんを傷つけるかもしれない。 そんな私が橋戸くんの彼女になってもいいのだろうか…? 「俺は高田が良い。いや、美亜じゃないとだめなんだよ」 美亜…。 自分の名前に魔法がかかったみたいに聞こえた。 「だから、俺と付き合ってください」 「はいっ!!」 このときの私は幸せすぎて周りが見えていなかった…。 まさかあの人がこの場面を見ていたなんて…。