【完】私の甘い彼氏様




「美亜…」


「私は大丈夫だよ」




早紀ちゃんにニコって笑って見せる。


本当は涙が流れないように抑えてる。

そんな事も早紀ちゃんにはバレバレなんだろう。




「うん。」




私の言葉にそれだけ言ってくれる早紀ちゃん。

それだけで私の心は落ち着く。


早紀ちゃんと友達になれて、本当に良かった。






“きゃー”と言う悲鳴を引き連れて私たちの前を碧が通過する。


その時心羽ちゃんが私の方をみて笑ったのは…気のせい…って信じたい…。



もう、話も出来ないのかな?

ただの友達にもなれないのかな?

 

そんなの辛いよ…。

やっぱり、辛い。