いやいや、違う。 今は感動してる場合じゃないもん。 何をしに屋上にやって来たのか、だよ。 「どうして…?」 こんなところにまで来て、何をするの? 嫌だよ。 怖いよ。 「ちょっと話がしたくて…」 言いづらそうに言葉を濁す碧。 いい話じゃ無いことは確か。 だっていい話だったら、こんな顔しないでしょ? 私にはいつも満面の笑みで話しかけてくれるんだから。