愛し子よ

――い―し――よ、おま―――――

――まって、聞こえないよ。

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「―ちゃん、むちゃん!夜無ちゃん!!」

「うぇっ、はい!何々!?」

今、飛び起きたのは、私こと赤野夜無(あかのよるむ)勉強が大嫌いで運動音痴でいつも、筝枝ちゃんにはお世話になってる。

「もー、居眠りしないでよー。テスト勉強中なんだからさー。」

―あっ、そうだった。

そして、この子は私の一番の親友の黒井筝枝(くろいことえ)ちゃん。スッゴク優しくて頭が良いの!

「この間のテストで赤点ギリギリ取っちゃったから、一緒に勉強しようって言ったの夜無ちゃんだよね?」

「う、うん。」

「はぁ、次は気をつけてね?」

うぅー、折角。筝枝ちゃんが勉強付き合ってくれてるのに何してるんだろ?寝不足かなー?

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今日は早く寝ないとね

――クスツ、すぐに迎えに行くから待っていろ

!?何?今の声…気のせい?