うちのお姫様はお祓い様。

「千里君っ、待って!私このまま外に出たら学園中の女子から殺される。」



危うく千里君の強引さに流されるところだった
私はあくまでも学園の中では地味で冴えない女の子。



そんな子が学園の憧れの生徒会長藤原千里と手を繋いでいたなんて多分一時間もかからず噂になり、明日にはもう目も向けられないようなひどい仕打ちが…!



「澪、考えてること顔にダダ漏れだぞ?」



千里君は呆れて半笑いしながら私を見つめてくる。



「なら千里君は私が学園中の女の子の敵にされてもいいって言うの?!」


「その時は俺が守ってやるから」


「そんなの考えが甘いっ!」


「大体な、彼氏彼女関係すっ飛ばしてる俺らに知られて怖いものなんてねーよ。」



私が全力で抵抗する中、千里君は私の手を掴んだままどんどん生徒玄関へと向かっていく。



あぁ、もう決めてしまった千里君は手がつけられない。これはもう…諦めるしかない。



絶望だ…明日からシューズが牛乳まみれになったり
ノートとかビリビリに破られて体操服とか隠されちゃったりするんだろうなぁ…
そんなのいくら何でもやだわ!!!



「…もういいもん。バレたらもう学校行かない。」