うちのお姫様はお祓い様。

「久々の再会を喜び合いたい所なんだけど、
すまないね、澪ちゃん。事件のこと、詳しく聞かせてもらえるかい?」


「はい…」



それから、小林の一件について、これまでに小林について出回っていた噂から事件当日のことまでを事細かに話した。




でも、平さんからの手紙のことだけはどこか気になるところがあったので、何も言わなかった。



「大体話は分かりました。
…辛いことをわざわざ話していただいて、どうもすみません」



話を聞き終えると、若い刑事の安室さんが少し辛そうな顔で謝ってきてくれた。



「いえ、そんな。…結果的には未遂でしたし。
大丈夫です」