うちのお姫様はお祓い様。

澪の母親の桜さんが着替えさせてくれたのか、楽な格好になっていた。
よく見ると、まだ顔色は戻っておらず土気色だ。


浅い息を繰り返しながら眠っている澪の頬にそっと手を添える。

すると俺の手の感触で起きたのか、澪の長い睫毛が動き、うっすらと目を開けた。



「大丈夫か、澪?」


「会長、、、?ここって、、、」



まだ起き上がるには体が辛いのか澪は顔だけを動かしていた。



「家の中だよ。儀式はちゃんと終わったから。
ゆっくり休め、顔色悪いからな。」


「ありがとう、ございます。」


「敬語はなし。会長呼びも許さないぞ。」


「わがままだなぁ、、」


クスクスっと笑った後、安心したのかまた眠り始めた。