うちのお姫様はお祓い様。

一度涙が零れてしまったら止まらなくなって、さらに水面に涙が落ちる。



「私のせいで、、、
でもあんな顔するってやっぱり嫌い、なのかな」



つい、ぼそっと呟いた。



「嫌いなはずないだろ、澪。」



がっと頭を鷲づかみにされ、上を向かされた。
すると、そこには今1番会いたくなかった人が立っていた



「会長、、、。なんでここに?しかも名前、」


「探してたら泣き声聞こえたから。
名前はどーちゃいい。、、、澪、泣いてたろ?」



そう言うと会長は私に手を貸して立たせて、人差し指で頬に流れている涙をすくった。



「なんで逃げてんの」


「少しは自分の頭で考えてください。」


「キスのこと?」



会長は私があえて言わなかったことにすぐに切り込んできた。


しかも、多分私の前で素が出ているのか言葉遣いも全く違うから、一言一言がなんとなく胸に刺さる。