うちのお姫様はお祓い様。

「安倍さんだと思ってなくて、、、!ごめん。」


「謝らないでください。逆に私なんかですみません
じゃあ、あの、、、お茶入れますね笑」


「あ、ちょっと待っ!」


会長の申し訳なさそうな顔を見ていると、私にキスをしたことを後悔しているように見えて辛かった


顔を見られたくなくて引き留める声を無視してお茶を入れると嘘をついてリビングから出てきてしまった。


「なーにやってんだか、私。」


なんだかもやっとして、小さい頃からお気に入りだった庭の池の近くにしゃがみ込んで水面に自分の体を写す。


「なんであんなことで私泣きそうになってるのよ、、、」


水面に写っている私は泣きそうな顔をしていた。


「会長のことなんてつい最近まで何にも知らなかったくせになぁ」


そう言ったら、つい涙が一粒落ちた。