うちのお姫様はお祓い様。

あっという間のことすぎて何も聞けなかったし、答えるだけしかできなかった。


「なんで俺の名前知ってるんだ?
てかここどこだよホントにさ。」


混乱する頭で考えながら、とりあえず安倍を起こすことにした。


隣で寝ている安倍は気持ちよさそうな顔で寝息を立てて眠っている。


学園内では噂になるほどの画に描いたような地味子だが、同一人物とは思えない。


漆黒でつやのあるショートヘアの黒髪に、筋の通った鼻、ぷるんとしたどこか色気を感じさせる唇、長い睫毛、透き通るような白い肌。


ホントに隠すのが勿体ないくらい、むしろモデルとしてスカウトされていいくらいの美少女なのだ。



「なぁんでこんなに顔整ってるのに隠すんだよ、、、」


「んー、、、」



起こすという使命を忘れ、つい見とれていると安倍は何やら声を上げて眉毛を歪めた。