もう、大分学校に慣れてきた頃の休み時間




「萌愛って好きな人っているの?」




「え?今のとこ居ないかなー」





「そっか」





「どうかしたの?」





「あ、あのね、私好きな人出来たの」




ほんのり赤く染まった顔を手で抑えながら話す琴音




「えっ!ホント?」





「うん。あの、柊くん……なんだ///」





言い終わる時には顔が真っ赤になっていた




那月くんと千春くんと知り合ったあの日からだいたい4人で居るようになっていた