「お母さん!行ってきます!」


「無理しないでよ?」


「わかってるって!」


今日から久しぶりの学校。

すごく楽しみだった。


「おっ!美音おはよー」


「日向、おはよー!」


「よっ!」


「うわ…。よっ(笑)」


柊が後ろから肩を組んできて、少しよろけた。


「あれ?2人いつの間に仲良くなってんのー」


「それは……」


「秘密だよー!」


柊がどう言おうか困っていたから、すぐに秘密だと言った。

ここ最近、人の反応に敏感になっている。


「えー!ちょっと美音!」


学校につくと、色んな人が大丈夫?って声をかけてくれた。

少し気疲れした。