記憶の欠片



「そっか。仕方なくか。なら、よかった」







柊は安心したような顔をした。







「でも、美音のことだし、彼氏作ってきそう」







突如となく、爆弾を投下してきた日向。





「明日学校きたら美音の隣に知らない男がいたら」





さらに煽る蓮。





「あー!縁起でもないこと言うな!」






「美音に彼氏できたら、めでたいじゃん」






「蓮、柊がかわいそうだよ」






柊は机に顔を伏せて、泣いていた。





「柊、大丈夫だよ。私、ただの付き添いだし」





「わかんないじゃん。美音可愛いし気がきくし優しいし」





なんか、改めてそんなこと言われると恥ずかしくなってきた。






「あー美音、顔真っ赤」




私の顔をニヤニヤしながら覗いてくる日向。




「うっさい」




「え?どれどれ?」




柊も見ようと近づいてくる。




「見なくていいから!」