記憶の欠片


あー。


なんか今日は学校に行きたくない。


日向に会うのが気まずい。


私は日向に会わないように、ゆっくり歩いた。


「なぁ、君が美音だよな?」


「誰ですか?」


そこにいたのは知らない男達。


「俺らのこと忘れたんだ」


「へ?」


「まぁ、いいや。少し眠っててね」



そう言うと、私は変な薬品を嗅がされて意識を失った。