街行く人の視線が痛い。

どこだろう。ここは。
そう思って立ち上がると、目の前にいた髷のおっさんが、、、目の前でずっこけた。

プッ。いや、笑うしかないじゃん?

私が笑ったのがしゃくに触ったのか、

「おいガキ!てめー何笑ってんだ!ぶっ殺してやる」

おっさんは腰についていた刀に手を伸ばして、振り上げた。が、私の敵じゃない。

素早く後退すると横から刀を蹴り上げた。

おっさんは蹴られると思ってなかったのか刀は弾き飛んだ。

その勢いのまま回し蹴りを食らわすと、おっさんは難なく伸びた。


おっさんを後に歩いてると後ろから何かがつけてくる。

走って巻こうとするが、逃げた先には大軍勢。


「きみ、屯所までついてきてもらってもいい?」

そのうちの栗毛の男が話しかけてきた。

え、待って?屯所?新撰組?え、幕末?

私の頭はそこでフリーズ…したと同時に腹部に強い痛みが走ってそこで私の意識が途切れた