「もう帰る時間だろ?」 冷たく言う谷口先生。 泣きそうになったけど耐えた。 泣くのはいやだ… 黙りこんでいると 「また今度聞くわ。 今日は疲れた…………」 そう言って車のほうへと歩いて行ってしまった。 今日はあたしも無理だと思い 「わかりました…」 そう言って あたしも 自転車をとりに歩きだした時 「高橋はお前のこと 大切に思ってると思うよ」 谷口先生がそう言った。 余計に… 谷口先生の考えてることが 分からない……