もう…
聞くことなんて出来ない。
谷口先生は言った。
確信に変わってしまった…
何を聞いても
答えてなんてくれないだろう…
あたしはもう一つ聞いた。
「あたしのこと…高橋先生のこと…嫌いですか?」
その質問に谷口先生は
「生徒を嫌うはずがない」
そう言った。
高橋先生はどうなのよ?!
「高橋先生は…?」
「アイツは皆に嫌われてるよ。
連絡もくれないし、会わないし
電話帳にすら登録してないしな」
それを聞いて
プチッっと切れた。
高橋先生が…
嫌われてるわけないぢゃん!!
適当なこと言わないでよ!!

