あの日の約束【後】




もう…


聞くことなんて出来ない。







谷口先生は言った。


確信に変わってしまった…










何を聞いても

答えてなんてくれないだろう…











あたしはもう一つ聞いた。



「あたしのこと…高橋先生のこと…嫌いですか?」






その質問に谷口先生は



「生徒を嫌うはずがない」


そう言った。




高橋先生はどうなのよ?!


「高橋先生は…?」












「アイツは皆に嫌われてるよ。

連絡もくれないし、会わないし

電話帳にすら登録してないしな」









それを聞いて

プチッっと切れた。


高橋先生が…

嫌われてるわけないぢゃん!!

適当なこと言わないでよ!!