あの日の約束【後】




「もう…
あと半分の高校生活なんですよ…

なのに…





振られちゃいました…

それに…人が信じられないんです。信じていた人に裏切られて、


好きな人まで失って…」



そしてあたしは

谷口先生のことも話した。



本当は谷口先生という名前は出したくなかったが…



どうしても話したかった。


まだ谷口先生を信じていたから


本当のことを聞きたかったのかもしれない。















保健室の先生は

授業中なのに、谷口先生を呼んでくれた。



ちょうど谷口先生も授業がなかったので



あたしたちは相談室に行った。