「もう… あと半分の高校生活なんですよ… なのに… 振られちゃいました… それに…人が信じられないんです。信じていた人に裏切られて、 好きな人まで失って…」 そしてあたしは 谷口先生のことも話した。 本当は谷口先生という名前は出したくなかったが… どうしても話したかった。 まだ谷口先生を信じていたから 本当のことを聞きたかったのかもしれない。 保健室の先生は 授業中なのに、谷口先生を呼んでくれた。 ちょうど谷口先生も授業がなかったので あたしたちは相談室に行った。