「脈が早すぎだわ… 顔色も悪いし…痩せたわね。 何かあったの……? 話せるなら話してみて。」 保健室の先生は信用出来る。 でも… 教師のことを言えないよ… あたしは 先生ということをふせて話した。 「好きな人がいるんです。すごく好きな人が… でも、その人は大人だし、あたしなんかと恋は出来ないんです… それでもあたしはずっと好きでいました。中学からずっと… 会えなくても連絡とれなくても我慢して… 卒業したら迎えに来ると言ったあの人の言葉を信じて…」 泣きながらあたしは続けた。