次の日


朝の回診が終わって、蒼生先生に


「先生ー、今日は散歩行っていいんだよね?」

聞いてみる。


「いいよ」



「やった~!!」



「ただし条件がある」

条件…?



「車椅子に乗っていくこと、少しでも具合悪くなったら響紀に言うこと、いいね?」



「…分かった」



「よし、朝ごはんちゃんと食べれてたし点滴外そうか」



「うん!」


点滴を外して貰って、腕を見ると痣みたいになっていて気持ち悪い。

治るのに時間掛かるんだよな…。



まぁ点滴外して貰えたからいいや。


「久しぶりに外出るんだから、風邪引かないようにマスクもするんだよ」



「はーい」