「分かった。無理しなくていいからね」
「うん」
「じゃあまずは熱測ってね」
熱を測って、体温計を渡すと
「少し熱あるね。具合悪いところある?」
「特にないよ」
「そっか。また後で食器下げに来るね」
佳純ちゃんが居なくなって、目の前のご飯を見つめる。
お腹は一応空いているんだよね…。
「いただきます…」
病院食はあんまり好きじゃないんだけど、食べなきゃ入院長引くから食べないと…。
スプーンを持って、お粥をちびちび食べる。
5分の1食べたところでスプーンを置いた。
これぐらい食べれば、薬飲めるかな?
「琴ちゃんおはよう」
「おはよう」
蒼生先生と佳純ちゃんが病室に来た。