優しい白衣の彼



どんどん競技が進んでいき、今のところ私達のクラスは3位。


1位と2位は3年生。やっぱり手強いらしい。



「琴~借り物競走すごかったじゃん」



「アハハ…果南、お疲れさま」

タオルと、さっき買ったスポドリを渡した。


「ありがと~。いよいよ次リレーだね」



「そうだね」



「リレーが最終競技だから、皆気合い入ってたよ」



「琴~果南~早くおいでよー!!」

クラスの皆が集まっている場所から呼ばれた。



「呼ばれたし行こっ!」



「うん!」