「もうそろそろ席つけば?鐘鳴るし」



「そうだね」



「あぁ」


2人とは席が遠いから休み時間の時ぐらいしか会話できない。

私が窓側の席の1番前。

果南が廊下側の席の前から3番目。

そして藤原が真ん中の席の後ろから2番目。


くじ引きで席順が決まっていて、見事に3人バラバラの席に割り振られた。


まぁ、藤原はくじ引きの時に休みで居なくて

先生が適当に引いた席にされて、次の日少し怒っていたけど決まった物は仕方ないからねぇ。


キーンコーンカーンコーン
  キーンコーンカーンコーン

「ふぁあ~…」

眠ぃ…。

昨日遅くまでアニメ見てたせいかな?


窓の外を眺めてボーッとしていると瞼が重くなってきて―…


「…い…きろ…」




ベシッ

「った~…」

今頭を何か分厚い物で叩かれた?


目を擦って状況確認すると、クラスの皆がクスクス笑ってる。

そして目の前には担任?