優しい白衣の彼


「もしもし?」



「ん?どうした?何かあった?」



「蒼生先生居る?」
 


「ん…ちょっと待ってな」


少し待っていると



「もしもし琴ちゃん?どうかした?」



「蒼生先生おはようございます。あの、体育ってやっても大丈夫ですか?」



「激しい運動じゃないならいいよって言いたいんだけど、病み上がりだし、やらない方がいいかな」



「…ありがとうございました。それじゃあ、失礼します」



「ちょっ…」

通話終了ボタンを押して、スマホをしまった。



「運動しても大丈夫っぽい!」



「本当?」      



「うん、平気」



「ならいいけど…」



まぁ、大丈夫でしょ…